事務所ブログ

2011年9月12日 月曜日

違法な契約の責任・ネオラインキャピタル

当職はもともと赤坂に長いこと法律事務所を構えているわけであるが、御近所にロイヤル信販という会社があった。昼休みになると、ご近所なのでロイヤル信販の社員とも顔を合わせることもあり、何とか任意で和解も成立していた。電話で話をすれば、赤坂の昼ご飯はどこがおいしかったですよ。とか、うさぎさん(当事務所がうさぎ法律事務所だったので)を見ましたよ。なんてそんな和やかな会話まであった。その会社が、ライブドアに買収され、今は六本木に本社がる。引越しをされて寂しくなったくらいだ。それがである。いまや天敵となっている。
このライブドア時代には、本社に乗り込んで和解の申し入れをした経緯もあったが、ネオラインキャピタルと名前を変えてなお悪になった。そうそう、名前の話にもなるが、ヴァラモスという怪獣の名前のような業者もある。いつの間にかできたのか、貸金業者にも過払い金の津波が押し寄せ、こういった怪獣のような名前がきのこのようににょきにょきできた。言うことはネオラインキャピタルと一緒だ。ここも天敵だ。
当初は違法な契約から始まった取引も、違法なゆえに過払い金となったケースもあるが、利息制限法に引き直した再計算でも残金が残った場合は、やはり債務者の生計の更正を考えると分割和解しかない。
今は、和解を申し入れても「支払い終わるまでの金利はしっかりいただきます。分割和解には応じません」とくる。これでは倒産按分の原理に基づいた債務整理はできるわけがない。社会問題である。
当職では、話し合いが平行線なので、特定調停を試みた。近年、貸金業規正法も改正され、グレーゾーン金利の貸付はなくなった。
しかし、貸金業規制法の改正以前には、ネオラインキャピタルもしっかりと違法な貸付をしていたわけで、みなし弁済が通用するわけがない。
ネオラインキャピタルばかりではない。どこの貸金業もそうであるが、「違法金利ですが・・・・」と一言説明して利息制限法以上の金利を貸し付けている会社はどもこないはずである。堂々と、テレビコマーシャルに安心で明るい未来を想像させるコマーシャルまで流しまくって、武富士のように、会社更生法で過払い金はすずめの涙だ。

今日2回目の特定調停の期日がきた。合法(利息制限法)な範囲に、支払までの金利18%がついた決定となった。納得がいかない。分割金で支払うことになる決定であるから、ネオラインキャピタルから異議が出て裁判になるであろうという見通しになった。
違法な貸付の精算が、利息制限法で引き直し、将来金利の上限18%を付すという裁判所の丸腰にも腹が立つ。
裁判所は「分割だからいいだろう。将来金利は合法な範囲だ。」と、いうのだろうか。裁判官までもが貸金業者の子どものようなことをいう。

18%金利は利息制限法の上限である。少なくても債務整理をしている債務者には、無金利にして1日も早く残元金だけでも回収したほうが破産されるよりはましだろう。不良債権をなくすことにもなる。ネオラインキャピタルの社員教育はものすごく徹底しているようだ。口をあければ、今は貸付をしていません。過払い金が多くて困っています。そして、だから一括で返してください。金利も付けて。と、まあテープを聴くように同じことを言いまくる。
東日本の大震災で金貸し業者はどのくらい消えたのだろうか。確かに金貸し業は大層儲かって、御存知のように法人税もナンバーワンだった。我々もその恩恵に浴していたことになろうが、法の改正で何を是正する目的だったのか、行政はもっと強い手段で、貸金業者に徹底して欲しい。多重債務に陥り、債務整理を開始せざるを得ない状況の貸し手責任を、債務整理に協力する体制をとる中で実現してほしいものだ。




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