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Y さん
青森県在住 60歳
生命保険会社に勤務する。保証人となられている友人にも信頼があり、相談に来られたとき又は相談後に保証人が自分の保証債務を完済している。
本人申告 9件 ¥2,084,150
債権者残額 ¥2,316,185
上記金額は調査時に一括で弁済すれば完済できる金額であり、約定での支払を継続して完済するためには約¥3,400,000必要と考えられる。
和解総額 5件 ¥1,025,357 2件 交渉中(過払い金返還¥692,249)
2件 完済(1件は保証人が受任後に完済、1件は¥200,000の返還)
弁護士費用 ¥399,000
生活状況
収入
生命保険会社 ¥270,000(ボーナス夏冬あわせて¥1,700,000)
支出
家賃 ¥40,000 光熱費 ¥5,000 電話代 ¥2,500 食費 ¥35,000
その他(冠婚葬祭) ¥30,000
家族構成
妻 詳細不明 長男 詳細不明(別居) 次男 詳細不明(別居)
この方は収入を見ていただければ一目瞭然、ボーナスをかなり貰っている。しかしながら、友人や債権者等の返済に困ってしまい、当初へ相談に来られました。
最初の借入理由として、息子さんの大学進学のためということであり、その後は返済の為に借入が進んでしまった。生活状況等を調査して確認し、¥140,000の実行金を設定(後々この設定が問題となる)いたしました。
かなり古くから取引していた債権者があり調査の結果、過払いが発生している債権者が3件あり総額で¥1,046,099という金額まで達していました。当所の度重なる交渉の末、1件の債権者との和解を締結することができ、過払い金返還(¥200,000)に成功いたしました。
そして法定利率引き直しによって、残金がある債権者へ将来利息カット・遅延損害金カットの月分割提案を発送し、和解を締結いたしました。
そうして残すところ過払いが発生している債権者2件との和解を締結(返還か放棄,見込みですが戻ってくるお金¥692,249)できれば全和解となるところまで進んだ時に、依頼者からの実行金の入金に陰りが見え始めたのです。毎月遅れずに入金されていた方が、連絡も無く遅れるようになりました。
当所は債務整理事件の委任契約を締結した依頼者全ての方に、捻出できるギリギリの実行金を設定し、受任した全ての債務をなるべく早く、出来る限り負担が少なくなるように処理をしています。そして弁護士会からの指導にある通り、毎月の実行金の中からプール金を捻出して、プール金が残債務を一括できるまで溜まった時点で残一括減額交渉をするのです。こうして予定よりも早く完済することができ、予定よりも負担が少なくなるのです。この方の場合は、実際のところ捻出に不都合は無いという確認を取ったのです。
そして依頼者と連絡を取った際、「いろんな方に聞いてみたら、毎月¥140,000は高いんじゃないかと言われた。自分で何とかできるのでどうしようか悩んでいる。」とのこと。毎月の返済額を低くすると終わりは遅くなります。もっと多く支払えるならば早く完済できるのです。しかも和解がなかなか出来ないことに不信をもったのだと思いますが、返還請求にすんなり応じる業者はまずありません。交渉の末お金が返ってきます。もちろん返還請求の出ている業者でも確実に和解は出来ていきます。50万以上の借金があって逆に法定利息で計算しなおしたら過払いが生じていたから、お金がすぐに「ハイ、返しますよ」といって過払い返還金の請求額通り返ってくるというものでもないのです。では自分で過払いの返還請求を起こしたとしたら尚戻ってはこないでしょう。
Yさんは自分で勝手に過払いの生じている業者に出向いていき「業者の約定利率での債務残高を支払ってもいいということを話してきてしまいました。ここには20万円の過払い返還請求がでていました。弁護士に任せておけば確実にお金が返ってくるのです。
当所は判断に困り、後はもう依頼者の意志に任せるという結論に達しました。そしてこの方と連絡を取り、当所は解任されるという結果になりました。
この間、Yさんは、相談した相手の中に弁護士がいてその弁護士に依頼することになったそうです。解任して新たに別の弁護士が介入することになれば、当所で締結した和解も反古にされる可能性もある事を伝えて、保管してある資料をこの方に郵送いたしました。
どんな方と相談されたのかは分かりませんが、当所に不信感を抱き解任という結末になったのです。そして別の弁護士と委任を締結したのであれば、更に着手金を支払うことになると思うのです。もちろん過払いが生じたところの業者からお金が戻ってくるかどうかは分かりません。その弁護士次第でしょう。委任をしたのである以上弁護士を信じて、不信に思ったのであればとことん聞いて欲しいものです。
この方の場合は過払い金の総計だけで100万円近くに上っていたので本当に大喜びの前で残念でした。 |